陶芸に取り組むことのいい点

リハビリテーションの中の作業療法において、
陶芸は次のような特徴を持っている。


1 手指をよく使うことによって、
  病気などで損なわれた脳の 
  神経細胞の機能の回復の促進。
2 手指や上肢の協調・巧緻動作の回復の促進。
3 生活の質(QOL)や内容の向上。
4 生きがいや集団活動の開発。
5 幼児においては、精神や運動の発達の促進。      

「生きがい」という言葉は抽象的で
いったい、どすれば具現化できるものか・・・
3年掛けて取り組んでみて・・・

生涯学習

   陶 芸 を 生 涯 学 習 に

2011年6月25日土曜日

県美展入選作品”月にススキのまな板皿”


左は昨年の入選作品 ”灰釉まな板皿”
これは、ただ粘土の板を作り、自然な形の反りは
左右両端の下に粘土の枕を置き、
窯の熱で自然に反りが出るようにしただけ。
それ以外に造形上の工夫はなく作れた作品。
                今年は、
                ひと工夫を加え昨年との違いを出す。
                ただそれでも簡単な、誰でも出来ること、技術はいらない。
               
                  海水に一晩漬けた稲ワラを皿の上に配置して
                 丸い円(満月に見立て)は耐火粘土で作った煎餅状の
                 丸板を置き、全体にスプレーで木灰を掛けて焼いた、だけ。
                 あとは窯の火任せ。

               ※海水に漬けたワラ、は備前焼きの火襷の技法。
                 塩分(ナトリウム)が付着すると低い温度で土が溶ける。                             稲ワラが付着した部分だけ色が違う。

                ※ 耐火粘土の煎餅・・・はこれを皿の上に置いたまま
                  焼くと、この部分だけ炎にさらされないために
                  ここだけ土の発色が異なる、というだけ。

             これらの手法を組み合わせると、絵が苦手です、という人もデザインが出来る。






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