陶芸に取り組むことのいい点

リハビリテーションの中の作業療法において、
陶芸は次のような特徴を持っている。


1 手指をよく使うことによって、
  病気などで損なわれた脳の 
  神経細胞の機能の回復の促進。
2 手指や上肢の協調・巧緻動作の回復の促進。
3 生活の質(QOL)や内容の向上。
4 生きがいや集団活動の開発。
5 幼児においては、精神や運動の発達の促進。      

「生きがい」という言葉は抽象的で
いったい、どすれば具現化できるものか・・・
3年掛けて取り組んでみて・・・

生涯学習

   陶 芸 を 生 涯 学 習 に

2011年6月25日土曜日

もうひとつのアドバイス

知人の精神科の医師は下記のようにアドバイスを・・。

 老人ホームのような施設で陶芸に取り組み意義は、

1)陶芸には 感動がある。
   それまで土だったものが窯で焼いて出て来るときは
   輝き色を放つ焼き物になっている、それは感動する。
   
   人にほめられうれしい・・これも感動。
   
   展覧会に出品 入選し新聞に名前が出ると感動する。
   賞獲得ならなおいい。

   

 2)行動範囲が広がる。
   施設の中では生活が単調でマンネリ、刺激が少ない。
   施設内といえど、部屋から出て陶芸室に通うだけでも
   単調になりがちな生活に変化を与える。
 
   陶芸展などを観に行くという関心が持てると
   施設の外へ行くきっかけになるかも・・・。

 3)人との交流
    陶芸を通じて同じ興味を共有する人同士の人との交流。

 4)社会参加が出来る。
    作った焼き物を販売したり、
    人に贈って喜ばれることでもいい。
    習得した技術を、他の福祉施設、
    保育園、公民館などで教える事ができれば
    施設に入る事で狭くなり勝ちな社会参加ができるようになる・・・。

これらは高齢者が抱える問題に関係している。
単調な生活、少なくなる人との交流、少なくなる社会参加、
減る感動すること、
陶芸に取り組む事は良いこと。
老化や痴呆症の進行などを軽減させる効果は大きい、

 このような事を考えてカリキュラムを組み立てて取り組めばいい・・・。


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